木のない山 Treeless Mountain

木のない山 나무없는 산
監督:キム・ソヨン
出演:キム・ヒヨン、キム・ソンヒ、イ・スア

木のない山6歳のジンと妹のビンの二人の姉妹は、お母さんと暮らしている。生計が苦しくなり、二人の子供を育てるのが難しくなったお母さんは、父を探しに出かけるため、ジンとビンを地方で暮らす叔母に預けることにする。お母さんは二人にブタの貯金箱を渡し、それが一杯になったらお母さんが帰ってくると言い渡す。叔母の家で暮らすことになった二人だが、叔母は酒を飲んで愚痴をこぼすばかりで、二人の姉妹には無関心だ。それでもジンとビンは、ブタの貯金箱が満杯になればお母さんが戻ってくるという約束を信じてる。近所のお兄ちゃんがイナゴを焼いては売っているのを見て、二人もそうして少しずつ貯金箱にお金を貯めだす。ビンが大きいコインを小さいコインに変える方法を思いつき、ついに貯金箱を一杯にすることができた。そうしてお母さんが帰ってくるかとバス停でずっと待っているが、約束と違ってお母さんは戻ってくることはなかった。それからしばらくして二人の姉妹は、田舎の祖母に預けられるようになる。そこでみんなの荷物になるだけと直感するジン。この小さな少女たちの居場所はどこにあるというのか。

Treeless Mountain【感想】
このブログを更新するのも久しぶり。映画を見たついでにブログのデザインも変えてみました。それがこの映画で、今回は日本では一般公開されることは無いだろうと思われる映画です。
この映画は、二人の幼い姉妹が環境の変化とともに成長していく姿を綴った映画です。都会に住んでいた幼い姉妹が地方に移り、そこからさらに田舎へと移っていく。お姉ちゃんジンは、いつもお姉ちゃんだからと言われて妹の面倒を見なければならず、そんなところは兄弟姉妹のいる人だったら少なからず経験したことがあるでしょう。バス停でお母さんを待つシーンは印象的です。ジンは涙は見せても自分たちのおかれた立場を察して、ビンとともに強くなっていきます。田舎に移り住んでおばあちゃんのところでは、生きていくっていうことを無言のうちに身につけていく様子は心うたれます。そこで映画は終わっていますが、韓国映画としたら珍しい終わり方のようにも思えます。

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2009/11/15 23:03 | 韓国映画(カ)COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

シングルズ Singles

原題:シングルズ 싱글즈
監督:クォン・チリン
出演:チャン・ジニョン、イ・ボムス、オム・ジョンファ、キム・ジュヒョク

シングルズ原作は鎌田敏夫の「29歳のクリスマス」。日本ではフジテレビが山口智子、松下由樹、柳葉敏郎主演で1994年に放送された。
29歳のデザイナー、ナ・ナンは、長年付き合った恋人に振られ、そのうえ会社では小会社のレストラン・マネージャーに異動させられる。ナ・ナンの友人で自由奔放なキャリアウーマンのトンミ。トンミと同じ事務所に勤めるナナンの幼なじみのやさしい好青年チョンジュン。ハンサムではないけれど、どこかセクシーな雰囲気を漂わせる明るく楽天的な証券マンのスホン。ある日、ナナンに出会ったスホンは彼女に一目惚れし、彼女の勤めるレストランに通いつめるのだが、鈍感なナナンはそれに気づかない。トンミとチョンジュンは、ひょんなことから男女の関係を持ってしまう。気まずくなった2人をとりもつナンだか…。

Singles【感想】
9月1日、35歳の若さで天国に旅立ってしまったチャン・ジニョン。私の一番のお気に入り女優さんだったんだけど、とても残念だ。
彼女が出演していた映画の中で、この「シングルズ」が一番好きだ。映画の中のナ・ナンとチャン・ジニョンが等身大に感じられ、とても魅力的だ。今回再度鑑賞してみて、より強くそう感じることができた。

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2009/09/04 21:47 | 韓国映画(サ)COMMENT(0)TRACKBACK(1)  TOP

グッド・バッド・ウィアード The Good, The Bad, The Weird

原題:いい奴、悪い奴、変な奴 좋은 놈, 나쁜 놈, 이상한 놈
出演:ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、チョン・ウソン
http://www.gbw.jp/


1930年代、多様な人種がもつれ銃刀が乱舞する無法天下、満州原野が舞台。その満州原野で帝国列車が襲われる。そこで激動期をそれぞれ違ったやり方で生きている朝鮮の風雲児、三人の男が運命のようにぶつかる。
お金になることは何でもハンティングする懸賞金猟師パク・トウォン=いい奴、最高でなければ耐えられない馬賊団親分で殺人請負業者のパク・チャンイ=悪い奴、雑草のような生命力の特攻隊、列車強盗犯ユン・テグ=変な奴。彼らは、互いの正体を知らないまま、テグが列車を襲って手に入れた謎の地図を独占するため、大陸を立ち回る追撃戦を繰り広げる。そして、正体不明の地図一枚を囲んだ交錯する推測の中に、日本軍、馬賊団までが彼らのレースに加担するようになる。追いつ追われつの追撃戦、結果がわからない大混戦の中、果たして最後の勝者は誰に…。

グッド・バッド・ウィアード【感想】
久しぶりに見た韓国映画がこの映画。知り合いの人にチケットを頂いたので、劇場での鑑賞となりました。この三人の出演でしたら、もっと混雑しているかと思いきや、レイトショーだったからかもしれませんが、観客はほんのわずか。おかげでゆっくりと大の字になって鑑賞できました。
映画の方は、もう宣伝通り“メチャクチャ”。ドンパチの連続で、ストーリーらしいものはありません。ただ面白く、かっこ良く、迫力感満載の映画です。思うにやはりソン・ガンホの魅力で成り立った映画のように思います。監督はキム・ジウンで、「反則王」(ソン・ガンホ、ソン・ヨンチャン)「甘い人生」(イ・ビョンホン)と前作に出演した俳優さんを起用していますね。たぶん監督さんの中でイメージが出来上がっていたのではと思われます。三人はいい奴、悪い奴、変な奴とそれぞれの面を見せてくれますが、でも三人とも皆一緒です。悪い奴はもう悪いだけだけど、いい奴も変な奴も似たり寄ったりで、もうそれは関係なくていいんだと思いました。そういう映画なんですね。やっぱ劇場で鑑賞できてよかったと思える、そんな映画です。

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2009/09/01 12:23 | 韓国映画(カ)COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

軽い眠り A Light Sleep

原題:軽い眠り 가벼운 잠
監督:イム・ソンチャン
出演:チェ・アジン、ユン・チャン、イム・ヒョングク、ホン・アルム

軽い眠り16歳のヨリンは、一見ごく平凡な女の子だが、夜に眠れず時々薬を飲む。疲れているのに眠りは来ないのだ。たぶんそれは2年前、交通事故で一度に両親を失い、そのときの入院費が払えず、医大の実験用に渡された母の遺体を探して、一人だけの妹のために、援助交際を始めた頃、その時から。
この前、素敵なボーイフレンドができた。平凡なデートもした。すべてのことが日常的で平凡に見える。でもいつも背後には、16歳の少女が耐えるには、あまりにも手に余る現実が存在する…。

A Light Sleep【感想】
この映画は、1999年に韓国で起きたある事件をモデルに作られました。その事件とは、両親を亡くし幼い妹との生活をしていくため、援助交際を続けていた女子高生の自殺というものです。
それを知らずに見たら、一体何を描こうとしているのかもわからないかもしれません。私の場合はたまたま知ることとなったのですが、ちょっと気になっていた作品です。今のブログのタイトルバックがそれです。映画の内容はそのポスターからは想像できませんが、一人の少女の渇いた心が見え隠れします。普通に見えることが逆に悲しみを感じたり、映画のシーンでは取り立てて悲惨な場面は出てきませんが、それがむしろ効果的に訴えかけてくるような気がします。ずうっと悲しみを見せない彼女ですが、ラストシーンは印象的です。

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2009/05/06 23:17 | 韓国映画(カ)COMMENT(1)TRACKBACK(0)  TOP

走れ自転車 Ride Away

原題:走れ自転車 달려라 자전거
監督:イム・ソンウン
出演:ハン・ヒョジュ、イ・ヨンフン、キム・ウンス、ソン・グァンウォン、イ・ウン

走れ自転車大学に入学するため引っ越してきたハジョンは、偶然道で出会ったスウクに好感をもつ。スウクが学校の前の古本屋で仕事をしていることを知ったハジョンは、スウクに近づきながら、友人ソニョンによるコーチのもと、スウクに自分の感情を告白するための妙案を絞り出し始める。そしてスウクに会うために古本を売ったり、買ったりするかと思えば、スウクが自転車に乗っていることを知ると、乗るつもりもなかった自転車を習い始めるなど、ハジョンの日常は少しずつ変わっていく。スウクも知らず知らずのうちに、ハジョンに心を開き始めるが、二人のどちらもが、話すことができない心の傷を心の奥にしまっていることを、お互いが知るようになる。

Ride Away【感想】
久しぶりに見た韓国映画。偶然選んだこの映画、なかなか良かったですね。久しぶりの韓国映画のせいか新鮮に感じました。というか、どことなく日本映画の雰囲気がして、そんなところが妙に気に入ったのかもしれません。そうそう、映画を見ていて、岩井俊二監督の「四月物語」を思い出させるような、そんな雰囲気です。でもそんな感想じゃ、自分しかわからないですね。(笑)
韓国映画には少ない静かな映画です。逆に言えば感動も何も無いけれど、私はそんなところが好きですね。普段の日常がそのまま描かれているような、もちろん映画だからそれなりのストーリーはあるけど、ハジョンの家族や、スウクとのことも、大げさに描かれていずに自然です。ただそれだけのように思われても、ハジョンの成長していく様は見ていて心地よいし、そんなところにとても好感が持てます。

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2009/04/19 20:25 | 韓国映画(ハ)COMMENT(3)TRACKBACK(0)  TOP

ドレミファソラシド Doremipasolrasido

原題:ドレミファソラシド 도레미파솔라시도
監督:カン・ゴニャ
出演:チャン・グンソク、チャ・イェリョン、チョン・ウイチョル、イム・ジュファン

ドレミファソラシド遊園地でアルバイトをしていたチョンウォンは、おかしな着ぐるみを着ている自分の姿をからかわれ、その若い男にコーラを頭からかける。それから一週間前に隣りに引っ越してきたウンギュに出会い、ウンギュが遊園地でコーラをかけた相手だと知ってあわてる。そんなある日、家の屋上からこっそりアルバイトに行こうとしていたチョンウォンは、アルバイトをしている事実を両親にばらすといわれ、一週間ギターを聞いてあげることにする。ウンギュは、魅力的な声とキメ細かさまでそろえたバンド<ドレミファソラシド>のリード・ボーカル。チョンウォンはそのウンギュに次第に好感を感じ始め、ウンギュもチョンウォンに良い感情を持ちながら、二人はいつの間にか恋人の関係になっていった。そんな美しい愛が芽生えた頃、練習室を訪ねたチョンウォンは、以前に互いに好きだったけど、次第に疎遠になったヒウォンと偶然に再会する。そして、彼らの過去の秘密が一つ二つと明らかになり、ウンギュ、ヒウォン、チョンウォンの葛藤が始まる…。

ドレミファソラシド【感想】
若々しい10代の恋ってのは爽やかで気持ちいいもののように思う。映画の前半はそんな雰囲気で進んで行くが、後半は、ちょっとストーリーがメチャクチャで残念だ。ティーンの頃は、感受性豊かで、エネルギーも有り余り、何かに一生懸命打ち込むことができる年頃でもあります。そういう雰囲気が感じられる映画でもありますが、見終わった後にそういう気持ちが消えてしまったのはなぜでしょう。不自然なというより、無理矢理なストーリーが納得できなかったということでしょうか。まあ、爽やかな青春映画ということでよしとしましょうかね。

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2009/01/17 21:02 | 韓国映画(タ)COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

手紙 The Letter

原題:手紙 편지 The letter
監督:イ・ジョングク
出演:パク・シニャン、チェ・ジンシル、チェ・ヨンミン

手紙国文科の大学院生のジョンインは、京江(キョンガン)駅で汽車の時間をいそぐあまり切符と財布を落とす。それを見た林業研究所研究員のファニュは、ジョンインが乗った汽車をタクシーで追いかけて落とした切符と財布を渡そうとする。こうして知りあったジョンインとファニュは、お互いを愛するようになり、二人は結婚して幸せに暮らす。だが幸福もつかの間、ファニュは脳腫瘍でジョンインを一人残してこの世を去ってしまう。愛する夫を失ったジョンインは、悲しみのあまり自殺まで考えるが、林業研究所職員のビョンイルに助けられる。仲間のすすめでソウルに行くことにするが、そんなときジョンインにファニュからの手紙が届く。それからは手紙が届く日々を過ごすが…。

The Letter【感想】
以前鑑賞したことのある映画ですが、2〜3日前、深夜にやっていたのをたまたま見る機会があった。
この頃の韓国映画は好きなタイトルが多い。この映画もそんな中の一つで、ストーリーに変な衒いも無く、素直に見ることができる。内容もベタだけど、そんなところもいいのかもしれない。二人が出会ってから結婚して幸せな暮らしをしているところまでは、別に感動するわけではないが、見ていて心地よい。やがては悲しみに暮れるが、その後に希望が見える。見終わった後で良かったと思える素直な自分がうれしい、そんな映画だ。
ジョンイン役のチェ・ジンシル。もう彼女の笑顔も涙も映画やドラマでしか見れなくなってしまったとは、実に惜しい。

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2009/01/07 18:45 | 韓国映画(タ)COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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