忘れかけてたブログ…
忘れかけてたこのブログ、一体どうしたものか。とりあえず何か書いとこう。
2012/11/08 17:28 | 映画以外 | COMMENT(1) | TRACKBACK(1) TOP
忘れかけてたこのブログ、一体どうしたものか。とりあえず何か書いとこう。
2012/11/08 17:28 | 映画以外 | COMMENT(1) | TRACKBACK(1) TOP
原題/朝鮮名探偵:ヒメトリカブトの花の秘密
조선명탐정:각시투구꽃의 비밀
監督/キム・ソギュン
出演/キム・ミョンミン、オ・ダルス、ハン・ジミン、イ・ジェヨン
正祖16年、公納不正を隠そうとする官僚たちの陰謀を察した正祖は、朝鮮一の名探偵に事件の背後を探れとの密命を下す。捜査初日から刺客の襲撃を受けた名探偵は、犬商人ソピルの助けで危機をまぬがれ、ソピルと共に事件の糸口であるヒメトリカブトの花を探してチョクソンへ向かうことになる。そこで彼らは朝鮮の商団を牛耳り、事件の鍵を握っているハン客主に会うことになる。秘密を暴くほど現われる巨大な陰謀の実体が明かされる…。
【感想】
はじめこの映画を見たとき、正直内容がよくわからなかった。それで結局何度か見返すことになって、ようやく事件の全容がつかめたという感じです。そのせいかもしれませんが、ジャンルのミステリーというのは、全然当てはまっていないように思いました。というのも、名探偵が全て謎を口にしてしまっているからね…。反面、時代劇コメディーというのにはピッタリとはまっていて、その辺は大きく首を振って納得です。名探偵のキム・ミョンミンもいいのですが、私はやっぱり犬商人ソピルのオ・ダルスの名演技ぶりに拍手ですね。それから妖艶な姿のハン客主、ハン・ジミンがとても印象的でした。彼女は二つの顔を持って今回登場ですが、これほど違う雰囲気とは、はじめのうちは気が付かないくらいでした。
時代劇ということで、映画の本数は少ないですが、私は時代劇が結構好きなんだと再認識しました。
似たようなドラマに飽きている人には、こんな映画がおすすめかもしれません。但し、この映画はストーリーを兎や角言ってはダメですね。出演者の演技に期待するところが大きいです。
2011/10/21 23:08 | 韓国映画(タ) | COMMENT(1) | TRACKBACK(1) TOP
原題:愛してる、愛してない 사랑한다, 사랑하지 않는다
原作:井上荒野(いのうえあれの)「帰れない猫」
監督:イ・ユンギ
出演:イム・スジョン、ヒョンビン
ヨンシンの出張で空港まで送っていく車の中、事務所を家に移してもっと一緒にいる時間を増やそうと考えていると話したチソクに、ヨンシンは飲み物の缶を差し出すように、平然と“私、家を出て行くことにするわ”と別れを切り出す。一度も理由を尋ねなかったチソクは、彼女の新しい男が迎えにくることになった日、彼女のために荷物を包み、大事にしていたコーヒーカップでおいしいコーヒーを入れる。なじむ時間が流れるにつれて、彼のやさしいむ配慮にますます腹が立った彼女は、そんな自分の感情に当惑する。本心が分からない彼は、最後の食事のためにレストランに予約し、一緒に外出することにする。一日中降った雨を避けて道に迷った子猫が家へやって来て隠れてしまったことを言い訳に、雨に浸かって渡れなくなった橋を言い訳に、二人は、もう一日一緒にいることになる…。
【感想】
とっても静かな映画です。別れることになった夫婦なのに、なぜそんなに平然としていられるのか、それにしても静かすぎませんか。今日が終わりだと思っても、荷造りをする間に、一緒に作った空間や思い出をよみがえらせながら、映画は淡々と進んでいきます。夫婦の会話は車の中でずいぶんしていたのに、別れの日にはほとんど会話もなく、自分の気持ちを隠すかのように雨の音がしている。そんな時間の中でも互いに思やって、本当は別れることはないんじゃないの?って思わせる。映画の終わり方も曖昧で、どっちなんだろう?と、まるで見ている側に、後は各自で想像してくださいって感じです。でも私はそんなところが好きだ。映画の静かなところもいいし、でもそれは役者さんの演技があってのもので、イム・スジョンもヒョンビンもピッタリはまっていたように思う。隣の猫が迷い込んでこなかったら、そして雨がこれほど降らなかったら…と思うと、この物語はまた違った風合いになるのでしょうね。
2011/10/12 22:22 | 韓国映画(ア) | COMMENT(0) | TRACKBACK(0) TOP
原題:마마(ママ)
監督:チェ・イグァン
出演:オム・ジョンファ、ユ・ヘジン、キム・ヘスク、チョン・スギョン
世の中には、お母さんの数だけいろんなドラマがある。
天下無敵のお母さん!この宇宙で一番強い人
ヤクルトを配達して、午後には他の家の掃除までするボクのお母さん。歩くこともできないボクに、世界旅行をさせてあげると一生懸命です。ところがお母さんの具合が良くないみたいです。神様、先生。私の心臓を差し上げても良いです。だからお願い…。
母親か敵か?憎くても憎むことができない人
うちのお母さんは、大韓民国ナンバーワンソプラノ歌手。優雅に振り舞うお母さんの後で孤軍奮闘する永遠の侍女はまさに私。小学校の学芸会の時はやりの歌なんか歌ってと、ひどく怒ったお母さん。でも私にだって夢があったのよ…。
母親なしでは生きられない、ただ生きているだけでありがたい人
乳癌が見つかったうちの母親。手術を早くしなければならないのに、女として胸の片方を取り除くことはできないと言う。死ぬ前に初恋のドクスさんに一度会ってから取るっていう母親。おれが英語講師だと固く信じている母親に内緒で、うちの組職を使ってサーチしてみるが…。
【感想】
三組の親子にスポットが当てられています。筋ジストロフィーの子供を持つお母さんにオム・ジョンファ。彼女は今回役柄を考えてちょっと太った感じのお母さん。いつも思うけど、彼女の役づくりはすごいですね。つづいて優雅に振り舞うワンソプラノ歌手にチョン・スギョン。彼女はミュージカルの経験も豊富で、さすがの美声を発揮しています。それから乳癌が見つかった母親にキム・ヘスク。その息子が英語の講師だと偽って、本当はカンペの親分にユ・ヘジン。彼は脇役が多いですが、いつもいい味出してますよね。今回もそんな雰囲気です。
こうやってストーリーや役者さんだけ追いかけてみると、すごく感動しそうな映画なのですが、どうも私には今一に感じてしまいました。なぜですかね、ちょっとまとまり過ぎのような気もするし、わざわざ三組の親子を設定しなければいけなかったのか?どうして一組だけでもっと深く表現しようとしなかったのか、ということです。三組も登場させるから、中身が薄くなっちゃったって感じで、そんなところが私には残念なところでした。まあでも、母親と子供ってとこで、自分が妙に期待して見たからいけなかったのかもしれませんね。雰囲気はいい映画でした。
2011/10/02 16:51 | 韓国映画(マ・ヤ) | COMMENT(0) | TRACKBACK(0) TOP
原題:逮捕王 체포왕
監督:イム・チャニク
出演:パク・チュンフン、イ・ソンギュン、イ・ソンミン、キム・ジョンテ
ソウル警察の麻浦署と西大門署は、地域が隣接しているためいつも逮捕実績を比較されている。そこで強行班の刑事たちは逮捕実績を上げるため、いろんな手段を使って犯人を追いかけていた。麻浦署には、逮捕実績ナンバー1のファン・ジェソン刑事、西大門署には新任でチーム長として配属された警察隊出身エリートのチョン・ウィチャン刑事がいる。
西大門署の刑事たちは、半年かけて合成麻薬密売組織の捜査をしており、一斉検挙をしようとしたとき、麻浦署が自分たちの区域に犯人たちを誘き寄せ、ファン刑事が主犯を逮捕する。それからまたチョン刑事はみすみす窃盗犯もファン刑事に横取りされてしまう。そんな時チョン刑事は「今年の逮捕王」なるものを目にする。チョン刑事は必ず「逮捕王」にならなければならない理由があった。またファン刑事にも「逮捕王」を目指す理由がある。
そんなとき、連続婦女暴行事件が発生する。西大門署と麻浦署による合同捜査本部が発足するが、互いにいがみ合って、看板も部屋も別々に設けて協力しあおうとしない。そんな状況のため、せっかく見つけた犯人を取り逃がしてしまい、それぞれ責任を取らされ派出所勤務に回されてしまうが…。
【感想】
逮捕王、もうタイトルからしてコメディー映画と想像がつく。そしてその期待を裏切らなかったのが5~6年前までの韓国映画。ここ数年は韓国映画から足が遠ざかっていたので、作品を選ぶのにも慎重になってしまう。それで、この映画はというと、まあまあ当たりですかね。途中で飽きることなく、最後まで楽しめます。
ファン刑事はコツコツと昇進してきた刑事だが、いつもスーツ姿できめている。片やチョン刑事は警察隊出身というのがプレッシャーからか、ラフな姿で登場している。そういう細かいところまで配慮されている映画だと思うと、なかなかよくできている。ファン刑事とチョン刑事にスポットが当てられた内容ですが、脇の出演もしっかりしていて好感が持てます。単なるコメディー映画と片付けてしまうにはもったいない。これは見る側の私の問題かもしれないが、素直に見ることが大切なんだと思う。遠ざかっていた時期の映画も鑑賞していけたらいいですね。
しかしパク・チュンフンはこの世界が長いのに、あまり昔と変わっていないですよね。
2011/09/25 00:36 | 韓国映画(タ) | COMMENT(0) | TRACKBACK(0) TOP
原題:あなたを愛してます 그대를 사랑합니다
監督:チュ・チャンミン
出演:イ・スンジェ、ユン・ソジョン、ソン・ジェホ、キム・スミ、オ・ダルス
一組目のカップルは、暖かく雪が降る明け方、偶然路地で出会ったマンソクとイップン。愛するあなたのことを考えるだけで、顔中微笑みでいっぱいに広がるほどときめく愛が育み始める。
もう一組のカップルは、背中におんぶされて「今日は何したの?」と尋ねる妻スニが、ただただ愛らしいだけの夫クンボン。一生ひとりだけを愛してきたクンボンとスニ。お互いがいない人生は考えることもできないこの二人に、思いもかけない困難が近づいていた…。
【感想】
心温まる作品です。主人公はみな老人というちょっと変わったテーマの映画ですが、社会的にも無視できないテーマですよね。痴呆症になる人もいれば、家族から見放された老人などもいる、そういう現在の老人問題がでてきます。
主人公のマンソクは、イ・スンジェ。とても好きな俳優さんです。彼は死んだ妻に対して何もしてあげれなかったことを、ずっと後悔しています。そういう事って誰しも経験するのかもしれません。相手のイップンは、ちゃんとした名前もなくマンソクにイップンと付けてもらいます。グンボンは家族がたくさんいたのに別れて暮らしています。側にいるのは最愛の妻ですが、痴呆を患っています。そういう内容だと悲しすぎるように思いますが、この映画はその辺も暖かく感じます。
若いときの恋愛とは違って、長い事生きて来たご老人の恋愛は、背負っている過去が重く感じることもあって、素直に“あなたを愛しています”ということができない…。でもこの映画ではそれを見事に言ってしまう。見ている側も素晴らしいと思える、そんなところがこの映画の魅力のように思えます。
映画の中では、オ・ダルスやイ・ムンシクが笑いを誘っているのも、映画を堅苦しくないようにしている要因ですかね。韓国に行ったとき、「家門の栄光4」の公開ポスターを見かけました。キム・スミの爆発ぶりに期待です。
2011/09/22 17:27 | 韓国映画(ア) | COMMENT(0) | TRACKBACK(0) TOP
久しぶりに韓国に行ってきました。
ここ何年か韓国映画があまり面白くなく感じて、このブログも更新していませんでしたが、今回の旅行でいくつか面白そうなDVDをたくさん仕入れてきました。
また更新していこうと思います。
2011/09/21 23:56 | 韓国映画関連 | COMMENT(0) | TRACKBACK(0) TOP
半年ぶりにログインしたら、知らぬ間にサービスが変わっていた。
登録したメールにはそう言うことは一切送信されてこなかったぞ。くそっ。
まぁいいか。
そんなことはとても小さなことだからね。
東北地方太平洋沖地震 募金呼びかけのバナーを作成しました。
できることからはじめましょう。
2011/03/18 00:31 | 映画以外 | COMMENT(0) | TRACKBACK(0) TOP
原題:チョンダム(清潭)菩薩 청담보살
監督:キム・ジニョン
出演:パク・イェジン、イム・チャンジョン、キム・ヒウォン、ソ・ヨンヒ、ソ・ユジョン
チョンダム(清潭)洞で評判な美女菩薩(占い師)テランは、すらっとした容姿に億ウォン台の年収。何ひとつうらやむことがない彼女だが、29歳になる前に運命の男に会ってこそ、厄運を避けられると、幼い頃に母から聞いていた。一方のスンウォンは元騎手で、今は厩舎で厩務員をして生計を立ててる家賃滞納男だ。ある日、テランが車を運転していると、万ウォン札を拾うとし、道路に飛び出してきたスンウォンをはねてしまった。それと同時に後続車から追突されるが、なんと運転していた男は、学生時代の初恋相手ホジュンだった。スンウォンの怪我は大したことなかったが、保険の手続きでテランは衝撃的な事実を知る。それはスンウォンは1978年5月16日23時生まれで、名前に“木”の字が入っている…。奇跡のような事故で、冴えない最低男だけど運命の人スンウォンと、寝ても覚めても忘れられない初恋の人ホジュンと出会い、テランは受け入れたくない運命と、すぐにでもつかみたい愛の前で、選択の岐路に立たされる…。
【感想】
コメディー映画としてもそんなに笑えるほどでもなく、ラブストーリーにしても熱烈ってわけではない。展開が予測できるほど単純なストーリーだから、気軽に見れたのはいいけれど、なんだかそれだけだと物足りない。でもコネクリ回してごちゃごちゃしたストーリーよりも良かったのかなぁ。だらだらしながらも2時間を見ることができたのは、その辺かもね。占い師の言うことに振り回されて一喜一憂する姿は面白いけど、新鮮味にはちょっと欠けるでしょ。だらしない男の役をやらせたら韓国一・二のイム・チャンジョン。それでもそんなところが嫌で、彼の出演している映画は敬遠していので、久しぶりの鑑賞です。今回はちょっと控えめかな。ヒロインのパク・イェジン、ドラマでは活躍しているようですが、映画では「彼女はきれいだった」以来ですかね。主演の二人よりインパクトがあったのは、テランの母親役のキム・スミ。脚本にも名を連ねていますが、娘の顔すら分からない認知症のカリスマ巫女という役はピッタリです。まさに貫禄ですね。ちなみに「○○菩薩」というのは、韓国の巫堂(ムーダン)や女性占い師のことを言うそうです。仏様のことかと思ってました。
2010/08/10 09:40 | 韓国映画(タ) | COMMENT(0) | TRACKBACK(0) TOP
原題:旅行者 여행자
仏題:Une vie toute neuve
監督:ウニ・ルコント
出演:キム・セロン、パク・トヨン、コ・アソン、パク・ミョンシン、オ・マンソク
1970年代中頃、韓国のある保育院を背景に、子供たちが先天的に持っている関係回復能力を監督自身の経験に土台をおいて描いた作品。
父から服と靴を買ってもらい、一緒に食事をして帰って来たチニは9歳。明日になれば、一緒に旅行に出かけるという思いに胸がときめく。次の日、父と一緒にバスに乗って出かけたチニの行き先は保育院だった。父は友だちと仲良く過ごせという言葉だけを残して去っていってしまった。父が自分を捨てたという事実を信じられないチニは、話もせずご飯も食べずに保育院を抜け出そうと抵抗してみる。しかし誰も自分の心を認めてくれる人もなく、行く所もないことを知る。やがてチニは少し年上のスッキと仲良くなる。スッキは何とか条件のいい西洋人の家の養子になろうと、やってくる西洋人の家族に思いっきり愛想を振りまく。その横で家族に気に入られても、父親が迎えに来ると堅く思い込もうとするチニは全く愛想がない。だがスッキは自分が養子に行くことが決まったら、一緒に養子になろうと約束してくれる。チニは徐々に自身の立場を悟り、少しずつ父との別れを準備する…。
【感想】
映画を見ていて以前鑑賞した「木のない山」という映画を思い出しました。境遇は似ていますが、今回は9歳の女の子。周りの状況がそれなりに理解できる年頃です。監督自身が経験したという自伝的映画ということですが、苦労された監督さんなのですね。
はじめ、チニとお父さんのシーンが続きますが、ずっとチニがアップです。お父さんは後ろ姿ばかりで顔がわかりません。唯一別れの1シーンでのみ顔がわかります。なんだかとても悲しいです。やがて保育院での生活が続きますが、しきりに院長に“自分は孤児じゃない、お父さんに電話をしてくれ”と頼みます。この辺が「木のない山」に出て来た6歳の女の子と、今回のチニの違いでしょう。一生懸命自分を訴えても受け入れてくれない周囲と、だんだん自分の立場を理解したくなくても、しなければならない状況。スッキのように自分も変わらなければならないんだと悟るようになる。そういう変化がよく見れてとれます。この映画は子供たちの表情などが決め手だと思うのですが、さすがです。(拍手)
2010/08/04 17:52 | 韓国映画(ラ・ワ) | COMMENT(0) | TRACKBACK(0) TOP